こんにちは!
遅ればせながら、37歳で妊活を始めることにした 私の頭の中のブログ 管理人です!
妊活をはじめるにあたって、心配なのが「お金」のこと・・・
妊活や不妊治療には「お金がかかる」とは聞いたことがあるけど、実際にはどれくらいかかるのかわからないし、それを払っていけるかも不安・・・
これからしっかり貯蓄もしていきたいし、いくら「治療」とはいえ、毎月の出費が増えるのは苦しい・・・!
いまの世の中では、そう感じる方が大半だと思います。
そこで今回は、妊活、いわゆる「不妊治療」を始めようと思っているすべての方へ向けて、お金の不安をなくすためにわたしが調べたこと、使える制度、入っておくと安心な保険のことについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
た~くさん調べたので、これを読めばきっと、今抱えている不安も少しやわらぎ、安心して不妊治療を始められるようになると思います(^^)!
それでは早速、いってみましょう(^o^)/
「不妊治療」には、自由診療と保険診療の2種類がある
いま、実際に不妊治療を始めてみたからこそ分かったこと。
それは、病院で不妊治療を受けるとき、治療の方法が2種類あるということです。
その2種類というのが、保険証が使えるか(保険診療)、使えないか(自由診療/自費)です。
数年前までは、不妊治療の多くが保険証の使えない自由診療となり、自己負担額が10割だったそう。(例:保険証が使えれば窓口で3000円の支払いで済むところ、自由診療だと保険証が使えない治療になるので、窓口で10000円支払わないといけなくなります←これが自己負担額10割ということ。)
病院で保険証を使って診察を受けるとき、窓口で支払うのはかかった金額全体の3割。残りの7割は、その保険証を発行している保険者が負担するよ。保険証が使えない自由診療だと、この3割負担ルールが適用されないので、かかった金額全部(10割)を患者が支払うことになるので支払いが割高になるよ。
ですが、ここ何年かの間に保険診療のルールが変わり、不妊治療の大部分を保険診療で(保険証を使って)診てもらえるようになったようです!!(菅総理が総理の時代に、不妊治療も保険診療でできるようルールを変えてくださったようです!菅総理に感謝・・・!!)
では、ここからはわたしが実際に行った治療内容も含めてお話していきますね!
不妊治療の大部分を保険診療で診てもらえるようになったとは言え・・・
わたしが通っているクリニックでは、不妊治療を始めるときにはじめに行う血液検査は「自由診療でしかできないものがある」と説明され、同じ日に保険診療でできる検査と自由診療でしかできない検査の両方をしました。(これは病院によるかもしれませんが、たいていは同じやり方なんじゃないかと思います。)
当時の領収証を確認してみると、
自由診療分・・・17000円
保険診療分・・・13000円
となり、初診の日だけで合計3万円もかかっていました・・・!
支払いが10割になる自由診療にはほかにもいろいろ項目があるようですが、その内容は病院によってさまざまなので、みなさんが通う予定の病院で確認されてみてくださいね!
このように、不妊治療の大部分が保険診療(3割負担)で診てもらえるようになったとは言え、まだまだすべての検査や治療が「保険診療の対象になった」、とは言えない環境にあることに注意が必要です。
実際わたしも、「菅総理が不妊治療の大部分を保険診療にしてくれたから、保険証があれば3割負担だしお財布に現金たくさん入ってなくても大丈夫~♪」くらいの軽い気持ちで病院を受診したので(笑)、初診で3万円かかるとは夢にも思っていませんでした・・・(; ・`д・´)ヒヤヒヤ
でも、それだけで終わらないのが当ブログ!
ここからは、保険診療・自由診療それぞれに使えるお得な制度をご紹介します!!
「保険診療」部分は、所得に応じた自己負担限度額というものがある!!
「高額療養費制度」って、聞いたことありませんか?
実は、病院の窓口に支払う金額って、ある一定の金額を超えるとその月はそれ以上払わなくてよくなる、という神制度があるんです!
それが、「高額療養費制度」!
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
全国健康保険協会(協会けんぽ)HPより
↑協会けんぽのホームページによると、1か月の保険診療費が「自己負担限度額」を超えた分はあとで払い戻される、とあります。
ではその「自己負担限度額」とは一体いくらなのか?
この自己負担限度額はみんながいちりつに同じ金額ではなく、所得によって区分が分かれています。だから一度確認してみておくことをおすすめ!
協会けんぽのホームページに自己負担限度額の所得区分が書かれているので、こちらからぜひ一度確認してみてください!
ちなみにわたしは、月額所得の少ない会社員なので、④区分エ(標準報酬月額26万円以下)に該当。
わたしと同じ区分エの人の自己負担限度額は57600円なので、1か月の保険診療が57600円を超えた分は「高額療養費制度」を申請すれば返ってきます。(払い戻される。)
え!?自己負担限度額を超えた分は返ってくるってこと!?それってすごくない!?この神制度、知らずに損してる人も結構多そう・・・
そんなお得な高額療養費制度なのですが、高額療養費制度を実際に使う前に知っていてほしいことがいくつかあるので下の表にまとめました!
・・・と、いろいろとご説明してきましたが上の表のように注意もたくさんあるので、くわしくは協会けんぽのホームページで確認してみてくださいね!
※ちなみに、1か月の保険診療費が「自己負担限度額」を超えた分はあとで払い戻される、とありますが、病院を受診するときに毎回保険証と一緒に「限度額適用認定証」なるものを受付に提出することで、限度額に達した時点でその後の支払いが不要になる、という方法もあります。(高額療養費制度を申し込んであとから払い戻しを受けるより、限度額に達したらそれ以上払わない方法のほうがラクかもです。)
「限度額適用認定証」をゲットするためには、保険証に書いてある保険者(例:全国健康保険協会 ○○支部 など)に連絡し、必要書類を提出する必要があります。なので自分の保険証に書いてある「保険者名称」欄をチェックして、「保険者名称 限度額適用認定証」などで検索してみてください。
「限度額適用認定証」は一度発行すると半永久的に使えるもの、ではなく、1年間の有効期限があり毎年保険者に申請が必要なので、届いたら有効期限の確認もしてみてくださいね(^^)
※マイナンバーカードで受付可能な医療機関では、「限度額適用認定証」がなくてもマイナンバーカードで受付時に高額療養費制度の申請ができるようです。カードリーダーによってもやり方が違うかもしれませんが、わたしが通っている病院のカードリーダーでは、顔認証のあとに医療情報の共有確認が2つぐらいあったあとに、「高額療養費制度」を利用しますか?という画面になるので、毎回「はい」を選んで、診療情報を提供する。に「同意」ボタンを押しています。(記憶あいまいですが、流れは確かそんな感じだった)
わたし自身はまだマイナンバーカードを使って自己負担限度額に達したことがないのでなんとも言えませんが、執筆時現在(2024年4月)では保険証で診察を受けるよりマイナンバーカードで受診したほうが初診料・調剤管理料が6円くらい安いので、いまはマイナンバーカードで診察を受けています。
っっっということで!!高額療養費制度を使いたいときは、①「限度額適用認定証」をゲットして病院に行くたび受付に提出する か、②マイナンバーカードで受付時に「高額療養費制度」を利用するを選択する で、その月に限度額に達するとそれ以上は支払わなくてよくなるよ!
まあでも結局、所得に応じたひと月の限度額になるまでは払わないといけないので大きな節約にはつながらないかもしれませんが(わたしの場合、ひと月の自己負担限度額が57600円)、この制度を知っているのと知らないのとでは今後大きな差が出てくると思うので、ご自身の限度額がいくらなのか調べたり、保険者に限度額適用認定証を申請したりしておくと、これからの不妊治療に向けてすこしは金銭的な不安が減るかもしれません(^^)
「自由診療」部分は、確定申告に使える・・・かも!
自己負担限度額のある保険診療と違って、自由診療の部分には自己負担限度額というものはありません。(高額療養費制度は自由診療には使えないので・・・(;_;))
しかし、保険診療と自由診療両方の領収書を使って確定申告を行えば、払い過ぎた税金が少し戻ってくるかも!?しれません。(わたしもまだやったことがないので定かではありませんが、かかりすぎた医療費は「医療費控除」として確定申告可能だと思います。興味がある方は調べてみてください(^^))
ということで、保険診療と自由診療、どちらの領収書も捨てずに保管しておくことをおすすめいたします!!
不妊治療の世界はお金がかかる、と言われるように、なににいくらかかるかは未知の世界だからです!
病院によっては領収書の再発行をしてもらえないこともあるかもしれないので、領収書は大切に保管しておきましょう(^^)
お住まいの市区町村で、独自の支援対策を行っている自治体もある
それからもうひとつ、全員に該当するものではないのですが・・・
住んでいる自治体によっては、「不妊治療」に対して助成金を出してくれるところもあります!!
例えば東京では、東京都に住む18~39歳までの女性に対して、卵子凍結をした年度に20万円の助成金が下りるようです!(各種条件あり)
わたしは東京都民ではないのでこの恩恵は受けられませんが、自分が住んでいる自治体でもそんな支援をしてくれたら卵子凍結に対するハードルも下がっていいのにな~とうらやましくは思ってます。(←なんの話だw)
ということで、「○○○県 不妊治療 助成金」や、「○○○市 不妊治療 助成金」などのワードで検索してみたら、なにかいい情報がつかめるかもしれません(*^^)v
わたしが住んでいる自治体でも独自の不妊治療支援を行っているようなので、その条件に合うようであれば助成金を申請するつもりです。
これを読んでいるあなたも、お住まいの地域の情報をぜひチェックしてみてください(^^)/
民間の医療保険で不妊治療をカバーできるものがあるのか?
さて、ここからが本題です。
さきほどお話ししたように、ここ数年の間に不妊治療の大部分を保険診療で診てもらえるようになりました。
ですが、それでもやはり不妊治療にはお金がかかりすぎるのが現状。
検査して、薬を飲んで、場合によっては注射を打ったり、人工授精や体外受精をしたり・・・
病院に行くのに時間もかかるし、体の負担も大きければお金の負担も大きい・・・。
さきほど「高額療養費制度」についてはご説明しましたが、民間の医療保険はどうなんでしょうか?
民間の医療保険で、不妊治療で保険が下りる商品が存在しているのでしょうか・・・?
すでに入っている保険がある人は、保険証券のチェックをしてみてください!
わたしの保険担当FPさんの話によると、保険診療で行う不妊治療の手術に当たる部分は、民間の医療保険でもカバーできるものがあるそうなんです!
これはうれしい!!
保険診療で行う不妊治療というのは、10割負担の自費で行う自由診療でなく、保険証を使って3割負担で行うことができる保険診療のこと。
では、不妊治療の手術に当たる部分にはどんなものがあるかというと・・・、
実は、人工授精も体外受精も、手術の一部なんです!
なので、あなたがいま加入している保険が、「手術」も保証します、等の商品であれば人工授精や体外受精が「手術」に該当するため、加入している医療保険から保険金が下りる可能性があります!
なのでまずは今入っている保険の保険証券をチェックしてみてください!
※不妊治療は最近保険診療ができることになったという関係からか、「不妊治療に関しては保険に加入してから2年経たないと保証の対象外です」という注意書きがあるものや、古い保険だと不妊治療自体が保証対象にならないものもあるので注意が必要です。保険証券に「手術も対象です」と書いてあっても、不妊治療に対しては1度きりの保証になります等の注意書きがあるものも実際にあった(わたしが加入してた県民共済にはそう書いてありました)ので、確実なのはその保険会社に確認の電話を入れることです!
そして、あなたがもし、まだ民間の医療保険に入っていないのなら・・・絶対に伝えておきたいことがあります・・・!
保険に入るのは、絶対に病院に行く前です!
わたしは、病院で不妊治療を始める前に医療保険に加入しました。
というのも、前々から、保険のプロのFPに相談し、病院を受診してからでは(その病名に対しては)保証対象にならなくなってしまうことを知っていたから。
これは不妊治療だけでなく、ほかの病気でも同じです。保険に入るときに、「これまでにかかった病気がありますか?」等、確認されるアレです。
不妊治療の場合、保険加入前に不妊治療が目的で病院を受診していたら、不妊治療での保険給付は受けられません。
なので、民間の医療保険に入るのは絶対に病院を受診する前にしてください!
※すでに不妊治療が目的で病院を受診してしまっている人は、これから入れる保険自体はあるかもしれませんが、不妊治療の手術に対しては保険が下りないものが多いと思います。とはいえ、すべての保険がそうとは限らないので、気になる方は保険のプロ、FPに相談を!
わたしが加入した保険について
では、ここからはわたしが病院受診前に加入した保険はどんなものなのか、ご紹介していきたいと思います!
商品名は、「メディケア生命 メディフィットa」!
担当FPさんによると、メディフィットaは不妊治療に対して「加入してから2年経たないと保証対象にならない」等の制限がなく、保険に入ってすぐに不妊治療が目的で病院を受診したときでも、対象の手術を受ければ保険金が下りる、とのこと!(めちゃくちゃ親身になってくれる良いFPさんでした!)
※ただし、不妊治療手術に対しての保証金額は、手術1回につき5万円まで、という制約もあります。(外来手術の特約を付けていると、不妊治療以外の手術には5倍とか10倍の金額が下りるプランもあるのですが、不妊治療に対しては5倍10倍は適用されず5万円がマックスの保証だそう。←説明が難しいのでFPさんに詳しく説明を聞くのがおすすめです)
気になる保険料は、入院日額1万円、入院一時金15万と外来手術でも保険が下りる特約、先進医療などその他に必要な特約をつけて月額4000円弱でした。
わたしの場合、高額療養費制度を使うと1ヶ月の医療費の支払い(自己負担限度額)は57600円なので、仮に、1ヶ月で不妊治療費が10万円かかることがあっても、高額療養費制度を使い窓口での支払いは57000円で済み、そこからさらにメディフィットaの保証対象になる手術をしていたら保険で5万円が戻ってきて、その月の支払いは7000円程度で済む、という計算になります!
いろいろな制度や民間の医療保険を上手に使えば、不妊治療にかかる治療費もこわくない・・・!!ですよね・・・!!
だからこそ、不妊治療で病院に行く前に絶対、民間の医療保険には加入しててほしいんです・・・!
病院に行って不妊治療を始めてしまっていると、民間の医療保険の補償範囲が狭くなってしまうから・・・!
「メディケア生命 メディフィットa」を取り扱っているところは?
このブログを読んで、「わたしもメディフィットaって保険に入ろうかな・・・」と思った人は、こちらのサービスを使ってみるのが良いかもしれません!
その名も・・・「保険見直し本舗」!
>>保険見直し本舗 公式サイト保険見直し本舗は、全国に380以上の店舗数を持つ、保険の相談サービスです。
この「保険見直し本舗」のいいところは、保険相談・加入手続き・アフターフォローがすべて無料でできるのはもちろんのこと(何度相談しても無料)、複数の保険商品を比較・検討して自由に組み合わせて提案してくれるところ!!
わたし調べによると、複数の保険商品といっても実際には件数が少なかったり、比較するにしてもメディフィットaのように加入後すぐに補償してくれるタイプは扱っていなくて、加入後2年たたないと不妊治療は補償しませんって商品しか扱っていない会社も結構あるんですが・・・(※わたし調べによる。実際に、ほけんの窓〇はそうでした・・・。)
ほかの保険相談サービスが35社の商品を扱っているのに対して、この「保険見直し本舗」は40社以上の会社と提携し、より多くの商品を扱っているのも魅力!(保険見直し本舗のホームページで確認すると、メディケア生命の商品も取り扱いアリ、とあります!詳しくは公式ホームページで確認を!)
>>保険見直し本舗 公式サイト保険見直し本舗を使って保険相談するには、①実際にお店に行くか、②それが難しければ担当が訪問してくれるし、③WEB予約で電話での相談も可能、④オンラインでも相談が可能!なので、自分の都合に合わせて好きな方法が選べるのもgood!
とはいえ、「まだ民間の医療保険に入っていないから不妊治療の病院に行けない」という状態が一番よくない(妊活はいちにちでも若いうちに始めたほうがきっといい!)ので、サクッと予約してサクッっと相談して、よさげな保険があったら加入して、大船に乗ったつもりで病院を受診する、というのが一番いかと思います(^^)/
※もちろんわたしはメディケア生命のまわし者ではないので、保険見直し本舗でほかにもっといい保険があったらそちらを選ぶのもいいと思いますよ!!(あわよくば、もしも不妊治療に条件の良い保険を見つけたらわたしにも教えてほしい気持ちはありますが(笑))
条件の良い医療保険に加入して、安心して不妊治療に取り掛かりましょう!!
わたしもがんばります!!一緒に頑張りましょう(*^^)v
さいごに
さいごになりましたが、とっても長くなってしまいましたね・・・(笑)
説明が難しいところもあったのでしっかり伝わっているでしょうか・・・?
わたしの説明不足のところは、ご自身でも調べてみたり、確認してみたりして知識を深めていってくださいね(*^^)v
この記事には、これから不妊治療を受けようと考えている人に知っておいて損はない情報を「これでもか!」っと詰め込んだつもりなので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!(たぶん誰もこんな詳しくお金事情のことまとめてあるところないと思う・・・(笑))
いろんな制度を駆使して、民間の医療保険もおおいに活用して、上手に不妊治療の波を乗りこなしていきましょう!!
かかってこいやぁーー!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた、お会いしましょう(^^)/