わたしは、手作りの洗濯マグちゃんを洗濯用洗剤として使ってきてまる1年が経った、洗濯マグちゃん愛用者です。
洗濯マグちゃんを洗濯洗剤として使い続けてきた結果、洗濯マグちゃんはとてもおすすめできるものだったので、実際に使って良かった点や、その作り方、使い方などを詳しくお伝えしていきたいと思います。
それでは早速、いってみましょう!
大前提として、洗濯マグちゃんは自作できる!そのほうが安上がりでオススメなんです。
洗濯マグちゃんは市販でも売っていますが、こちらの商品のようにマグネシウム粒が50g入りのものが2個セットで2400円~、という購入するには少しお高めの、強気の値段設定となっています。
こういった既製品を購入すると高いと感じたので調べていくと、
・洗濯マグちゃんの中に入っているマグネシウムの粒はネットで購入可能であること
・買うよりも手作りのほうが安上がりであること
がわかったので、なんでも自作したほうがコスパがいいとわかっているDIY好きのわたしは、この洗濯マグちゃんを自作してみることにしました。
洗濯マグちゃんを自作するにあたって必要なものとは?
洗濯マグちゃんを自作するにあたって必要なものはたったのふたつ!
”マグちゃん”というネーミングの由来となるマグネシウムの粒、”マグネシウムペレット”と呼ばれる6mm幅ほどの丸い金属の粒と、それを入れるための小さめの洗濯ネットなどの入れ物です。
洗濯マグちゃんを自作するとき、マグネシウム粒を洗濯ネットに直接入れると、何かの不具合で洗濯ネットのチャックが開いてしまったり破れてしまったとき、洗濯機にマグネシウム粒が散乱して故障の原因になってしまうこともあるそうです。
洗濯機に金属の小さい粒が散乱したら大変ですよね。
これを防ぐために、手作りするときはマグネシウム粒を洗濯機のくず取りのネットに入れてから洗濯ネットに入れる、という二重構造にしておくと、洗濯ネットに万一のことがあっても散乱するのを防げます。なので自作するときはこのように二重構造にしておくことをオススメします。
ちなみに小さめの洗濯ネットも洗濯機のくず取りネットも100円ショップに売ってます。
洗濯マグちゃん用の洗濯ネットは、ミニミニサイズのこういうやつですね。
くず取りネットは上に浮き輪がついていない、長さが長いものだとマグネシウム粒を入れやすいです。こんな感じのやつですね。
マグネシウムの粒は楽天市場やアマゾンなどで純度99.95%という良質なものが安価で手に入ります。こちらは600g入って2500円くらいのもの。市販の洗濯マグちゃんが50g×2個で2400円くらいするんだから、手作りのほうがどれだけ安くつくかわかりますよね。
洗濯マグちゃんに必要なマグネシウム粒の量はどれくらい?phについて考えてみた
マグネシウムペレットを購入するにあたり、洗濯に使うときどれくらいの量が必要なのか調べていくと、洗濯マグちゃんの洗浄能力の決め手は「アルカリイオン水」にある、ということがわかりました。
洗濯マグちゃんが水と反応して、「アルカリイオン水」ができるそうなのです。
ではその「アルカリイオン水」とは何なのか?
マグネシウムが水に反応すると「アルカリイオン水」ができます。
このアルカリイオン水はph9~10のアルカリ性電解水のことで、洗濯に使うことで汚れの除去・殺菌・消臭効果が期待できます。
ph9~10と言われても・・・ph(ペーハー)なんて普段から気にしていないとよくわからないですよね。
phとは、ざっくりいうと酸性やアルカリ性などを識別するための数値、らしいです。
ちなみに、
・酸性のすっぱいお酢やクエン酸などはph2~3
・中性の水道水がph6~8
・アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムなどはph9~12
となっているそう。
マグネシウムが水に反応してできる「アルカリイオン水」がph9~10だとすると、そのph値はさきほど述べたアルカリ性のセスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムには及ばないものの、少なくともそれに準ずる効果はあるんじゃないか?と少なからず思いました。
ただし、このマグネシウム粒は水に入れた瞬間にph値が変化するものではないようで、洗濯機の中で撹拌したり、少し時間を置くことで徐々にph値が変化していくとのこと。
「洗濯マグちゃん 効果なし」という検索ワードもよく目にしますが、恐らく普通に洗濯ボタンを押すだけでは洗濯マグちゃんの効果は十分に発揮されないために効果を感じられないのではないでしょうか・・・?
この「効果なし」という点については、市販されているほとんどの洗濯機に標準装備されているつけおき機能を使えば、恐らくクリアできると思います。
実際に、わたしも毎回つけおき洗いで洗濯することでマグちゃんの効果を実感しています。
では、自作する洗濯マグちゃんに必要なマグネシウム粒の量はどれくらいなのか。
結論としては、「多ければ多いほどいい」です。
水の量に対してマグネシウムが少ないとphが上がりにくくなるため、確実にph値の高いアルカリイオン水で洗うためにはマグネシウム粒を多めにして、水とマグネシウムが反応する時間を長めにする必要があります。
わたしは小さな洗濯ネットふたつに、くず取りネットで破れたときの対策をしたマグネシウム粒を150gずつ入れ、「つけ置き洗いですすぎ1回」という設定で毎回洗濯しています。
最初に購入したマグネシウム粒の量は300gです。
この量は市販のマグちゃん50gに対しておよそ6倍にあたります。
確実にアルカリイオン水で洗濯したかったのと、マグちゃんのお手入れによってマグネシウム粒がだんだん小さくなる、という口コミを考慮しての判断でした。
そう、洗濯マグちゃんは定期的にメンテナンスが必要な洗濯洗剤なのです。
洗濯マグちゃんのお手入れとは?
買ったばかりのマグネシウム粒はキラキラの銀色なのですが、洗濯で使っていくたびに少しずつ酸化して、マグネシウム粒の表面が白っぽくなっていきます。
そうなると「アルカリイオン水」を作る効果が薄れてしまうので、洗濯マグちゃんは定期的にお手入れが必要になります。
ただし、そのお手入れ方法は、とっても簡単です。
お手入れ方法は、食用のお酢、またはクエン酸を水道水に少量溶かして酸性の「クエン酸水」を作り、そこに白くなったマグネシウム粒を入れるだけです。
わたしがお手入れをするときは、洗面器にたっぷりの水を入れ、そこに白くなったマグネシウム粒を入れたら、大さじ一杯くらいのクエン酸の粉を上から振りかけています。(使うクエン酸を何グラムとか、量らなくてもわりといけます)
クエン酸を振りかけるとすぐに、マグネシウム粒がクエン酸と反応してしゅわしゅわと白い泡が出てきます。(化学実験してるみたいでたのしい)
そのまま5分程度放置し、クエン酸水からマグネシウム粒を取り出すと、白っぽくなっていたマグネシウム粒が新品のようにピカピカに復活します。
もちろん洗浄効果も復活。
ただし、このお手入れをするたびにマグちゃんが少しずつ小さくなっていきます。
ですが2~3か月に1度は、洗浄能力を復活させるためにもマグネシウム粒が白くなっていないか確認するようにするといいと思います。
自作の洗濯マグちゃんの洗浄効果は?
自作マグちゃんの洗浄効果は?というと、
個人的には、市販の洗濯洗剤を使っていた時より、においが気にならなくなったと思います。
梅雨時期の部屋干しのあのイヤ~なにおい。それすらも、マグちゃんが回避してくれました。
心なしか少しだけ金属っぽいにおいがするような気がしますが、それも不快なにおいとまではいかず、むしろ人工的な香りの強い柔軟剤の香りのほうが身体に害があるのではないかと思うようになりました。
大人になってからは洋服をそんなに汚すこともないので、普通に生活している中での洗濯としての洗浄効果は洗濯マグちゃんで十分だ、とわたしは思います。
何より今後洗濯用の洗剤を買わなくていいことと、洗濯機まわりの収納スペースをすっきりさせられたことがとてもうれしい。
不要なものがないスッキリした暮らしはとても心地よいです。
「洗濯マグちゃんに根拠なし」の報道について考える
少し前に、消費者庁が「洗濯マグちゃんに根拠なし」という内容の発表をして世間を騒がせましたが、バックに何らかの大きなちからが働いているように感じてなりません。
ここ数年、SDGsや環境への配慮が問いただされている中で、「洗剤を使わない」という選択は環境に配慮したとてもいい行動だと思っています。
洗濯マグちゃんを開発した方々には本当に感謝しています。
また、「香害」という言葉もあるように、洗剤や柔軟剤に含まれる合成香料が人体に害を及ぼす、という見解もあります。
クサイから、と洗剤や柔軟剤をいろいろ付け足して香りをごまかしても根本的な解決にはならなくて、むしろもっとシンプルに、自然に近いものに近づけることによって、暮らしが豊かになったり身体が元気になったりするのではないでしょうか。
ヒトの暮らしも、洗濯も、もっとシンプルでいいと思います。
例えば、
・においの取れないものは酸素系漂白剤の過炭酸ナトリウムでつけ置きする。(これかなり効果あります)
↑ こちらの過炭酸ナトリウムは、マグちゃんだけではどうしても落としきれない汗のにおいが気になるときにつけ置き用として常備してあるものです。安心・安全のシャボン玉せっけんブランド。パッケージにもあるように「ナチュラルクリーニング」をうたっている商品です。
マグちゃんで落ちない頑固な汚れは、こちらでつけ置きしてからマグちゃんで洗うことで解決します。
オキシクリーンなどの強力なものでもいいのですが、なるべく環境に配慮したものを使いたいので、今はこちらに落ち着いています。
シャボン玉せっけんシリーズは環境に配慮したものが多く洗浄効果もばっちりのため、かなり信頼を置いています。この洗濯槽クリーナーもすごく良いですよ。
・マグちゃんで洗った洗濯物はほぼ無臭なので、柔軟剤のようないい香りをつけたいときはすすぎのときにアロマオイルを数滴たらすと幸せな時間が訪れます。洗濯物を干すときに、部屋じゅうが自然ないい香りに包まれるからです。(←アロマオイルは人の身体に無害な香りなので非常におすすめ)
アロマオイルはきちんとした機関から認定を受けたものでないと身体に害になる場合があるので、100円ショップなどで買うことはおすすめしません。特に洗濯に使うものであれば、身体に直接触れる衣類に使用することになるので、きちんとした精油をお勧めします。
こちらはきちんと認定を受けた100%の精油を選べるセットです。35種類のエッセンシャルオイルの中から好きなものを5~6本選べて、送料無料で1000円程度で購入できるので、アロマオイル入門セットとしてもおすすめです。香りも最高に良いですよ。
マグちゃんの話題から少し逸れましたが・・・
洗濯マグちゃんの使い方まとめ
最後にマグちゃんの使い方をまとめておくと、
① 自作するときはマグネシウム粒を多めに入れる(ひとり暮らし用の5㎏の洗濯機ではマグネシウムペレット300gで十分足ります)
② 洗濯中にマグネシウム粒が袋から飛び散らないよう、くず取りネットなどを活用して二重構造にするなどの対策をする
③ ph値が高いアルカリイオン水を確実に作るため、洗い時間を15分以上とる(洗濯機のつけおき洗いコースでOK)
④ 洗濯が終わったら、洗濯マグちゃんも一緒に干す(マグネシウム粒の不要な酸化を防ぐ)
⑤ 2~3か月に1回はマグちゃんのお手入れをする(とても簡単で、すぐできる!)
このように使い続け、お手入れを繰り返し、中に入っているマグネシウム粒が小さくなるまで使い続けることができます。
小さくなったマグネシウム粒は、最終的に土に返すことができるそうで、肥料のかわりにもなるんだとか!
マグちゃんのポテンシャルの高さには驚きですね。
わたしは1年前に150g×2の洗濯マグちゃんを自作し、そのときのマグちゃんは現在も第一線で活躍してくれています。
何度かお手入れしたので少し小さくなってきていますが、まだまだ活躍してくれることでしょう。
マグネシウムについては、まだまだ話し足りないぐらい素晴らしい効能・効果がいっぱいあるので、今後何かの記事でご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
洗濯マグちゃんで身体と環境にやさしい生活を!
洗濯マグちゃんの材料まとめ
↑ マグネシウムの粒。容量は100gくらいの少なめのものから1kgぐらいの大容量のものまでたくさんあります。
わたしが購入したのは、ハッピーマグの300g。現在はお手入れを繰り返すうちにマグネシウム粒が小さくなってきたのでさらに300g買い足しました(合計600g購入)。300gでお値段2200円くらいするので、あとから買い増しすることを考えたら最初から600gの2700円のほうを買っておいても良かったかな~?なんて思います。
そしてマグネシウム粒を入れる洗濯ネット。
こちらは横に飛び出ているタグの部分を洗濯ばさみに挟んだりひっかけたりして、洗濯マグちゃんを”干して乾かす”ことにもポイントを置いた良い商品だと思います。楽天マラソンのときにまとめ買いするのもアリですね。
そしてマグちゃんが洗濯機の中で破損して散乱するのを防ぐためのくず取りネット。
こちらは中にマグネシウム粒を入れやすいよう、なるべく大きめのものを選んでください。そのほうがマグネシウム粒を入れた後に結んで縛るときやりやすいですよ。
さいごに
洗濯マグちゃんで洗濯ものを洗うことが当たり前の生活になると、今まで使っていた市販の洗濯洗剤の存在意義に疑問を感じるようになります。
果たして今、市販の洗濯洗剤を使い続けることがこれからの地球環境にとって良いことなのか。今の生活が未来にどう影響してくるのか。
わたしたちは実際に自分が危険な状況になるまでその重大さに気がつけません。
あなたのその今の選択が、今後の地球環境を少しでも良くするものでありますよう、いち消費者として、願っています。
一緒に、美しくきれいな地球を、守っていきましょう。(^^)
洗濯マグちゃんで地球にやさしい生活、あなたも是非始めてみてくださいね(^^)
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