家族や友人、会社の人など、普通に生活しているだけでも”お礼”だったり”お祝い”だったり、”労い”の意味でも贈ることのある「プレゼント」。
高価なものではなくても、贈る側からすると、何をあげたら喜んでもらえるのか悩むところ。
せっかくプレゼントを渡すなら、相手にも喜んでほしいですもんね。
今回は、そんな、高価ではなくても、”相手を喜ばせるプレゼントの選び方”をご紹介したいと思います。
※あくまで私調べになりますのでご了承ください。
会話の中から探る
まずは、基本中の基本、プレゼントを渡そうと思っている相手との会話の中から、相手が欲しそうなものを探る、という手法です。
これは、プレゼントを贈るタイミングの直近で出てきたワードに重きを置く、というよりは、今までのその人との付き合いの中で相手が発した”欲しいと思っているもの”を頭の中にインプットしておく方法。
誕生日の時などに何を贈ればいいかわからなくなる人には特におすすめで、普段の会話の中で出てきたモノやアイテムのことを覚えていればいいのです。
○○ってかわいいよね~、とか、今○○にハマっていて~、とかいう話をしたことはありませんか?
そういう普通の会話の中に、プレゼント選びの大きな手掛かりに繋がるヒントが隠れています。
例えば、友人と話しているときに「最近ファンデーションを変えた」という話になり、どのブランドのものに変えたのか、という話になったことがありました。
その友人はここのところ、”石鹸で落とせる、お肌に優しいコスメ”が気になっているようで、新調した化粧品のブランドはetvos(エトヴォス)だと話していました。
私がこの会話をしたのはその友人の誕生日の数か月前ですが、”石鹸で落とせるお肌に優しいコスメ”はきっと今後も使っていくだろうと予想して、その友人には同じくetvosのチークをプレゼントしました。
友人も、今使っているものがなくなったら買おうと思っていたと言っていて、その時はとても喜んでもらえました。
せっかくなら、喜んでもらえて尚且つ、ちゃんと使ってもらえるものを贈りたいですよね。
わたしはこんな風にして、会話の中から相手の欲しいものを探っています。
あったら便利そうなものを贈る
いろいろな話をしていると、会話の中で、相手の性格の様々な部分がわかってきます。
ある友人は、18金でできた華奢なリングを集めるのが趣味でした。
一緒に出掛ける時はいつも、両手にバランスよく華奢なリングをつけていて、とても女性らしい繊細な部分を持ち合わせた人だなぁと思っていました。
ところが、よくよく話を聞いていると、かわいい指輪をたくさん持っているのに、その指輪を持ち運ぶ入れ物はちゃんとしたものを持っていないそうで、100均で適当に選んだポーチに無造作に入れている、ということを話していました。
彼女が集めているのはダイヤモンドなどの宝石もついている18金のリングだから、1本で何万円もする代物です。
それをポーチに無造作に入れているのでは、大切にしているリングに傷がつく原因になるのでは?と考えました。
・・・言うまでもなく、その年の彼女へのプレゼントは、彼女の雰囲気に合った「持ち運びのできるジュエリーケース」をプレゼントしました。w
彼女は、本当に喜んでくれて、私と出かけるときはいつも使ってくれていましたし、後日、嬉しそうに「よく行くジュエリーショップの店員さんにも見せた」と報告してくれました。
他人の持ち物って、自分から見たら「もっとこうしたらいいのに・・・」と思うものってありませんか?
傷だらけの水筒や、イラストがはがれ落ちてきているプラスチックのお弁当箱、コードがちぎれそうになっている携帯の充電ケーブル・・・など。
そういうものって、本人は気づいてはいるけど、まだ使えるからわざわざ買い替えなくていいかな、と思っていることが多いです。
そこに気付いて、例えば水筒だったら、軽くて洗いやすくて見た目もスタイリッシュな最新のものをプレゼントしてみる。
例えばお弁当箱だったら、中身を詰めるだけで写真映えして、木の素材が蒸気をうまく逃がすからご飯がいつまでもおいしい曲げわっぱをプレゼントする、とか、機能性抜群で洗いやすい、自分も欲しくなるようなお弁当箱を探してあげる、とか。
こんな、些細な気づきでいいんです。
相手を喜ばせることって、相手をしっかり見ていると意外と簡単ですよ。
こだわりの強い人には消耗品を渡す
例えば私のように、ミニマリストを目指していて、食べるものにもうるさくて、自分の気に入ったものしかいらない、というタイプの人間もたまに存在します。
そんな、「モノはいらない」というタイプの人間には、間違いのない食品や消耗品をプレゼントしましょう。
例えば私なら、食にうるさい人には”オーガニック”という文字がパッケージに入った自然食専門店で販売されているハチミツや、普段自分では買わないちょっと良いお高い食用オイル、毎日食べたいけどコスパの悪いナッツなどもプレゼントの対象として候補に入ってきます。
他には、素材にこだわり抜いたオーガニックのハンドクリームやヘアオイル、無添加の化粧品なんかもいいですね。
とにかく、人に何かをプレゼントするときは、「普段自分では買えないけど気になっているちょっと良いもの」「食べてみたいけど贅沢品なので自分では買うのを躊躇してしまうようなもの」を意識して選ぶと失敗しにくいかもしれません。
予算の決め方
お返しとしてプレゼントを贈るときなどは、いただいたものの金額を調べて、相手が贈ってくれたものの金額に合わせて同じくらいの価格帯のものを贈ると気を遣わせすぎません。
先に自分がプレゼントをいただいたときは、店舗やインターネットなどで価格をチェックします。
調べても出てこないときは、似たような商品の価格帯をチェック。
できれば、いただいたものの写真を撮っておくと、自分がお返しを贈る番になったときに何をもらったか思い出せるのでおすすめです。
自分から先にプレゼントを渡すのであれば、ちょっとした感謝の気持ちを伝えるだけのものであれば300円~1000円くらいでもいいと思います。
ただし、このとき、包装にはしっかりとこだわって、お礼の気持ちを示す手書きのお手紙も添えると、より一層喜んでもらえます。
わたしは先日、朝から並んで整理券をもらわないと買えない超人気店のアップルパイを奇跡的にゲットできたので、普段からお世話になっている同僚にお手紙付きでプレゼントしました。
決して高価なものではないけれど、日頃の感謝を伝えるのにはこうしたちょっとしたプレゼントもとても役に立つと思います。
友人の誕生日などは、自分から先に渡す場合だと3000円程度のものを贈ることが多いです。
5000円程度まで予算をあげることはできますが、相手がお返しを考えるとき、5000円の予算だと少し負担になってしまうのではないかと考えるからです。
これはあくまでも私の考えなので、人それぞれ違っていいとは思います。
基本的には、もらったものに対してお返しとしてプレゼントを贈ることのほうが多いので、だいたいは相手からもらったものの金額に合わせています。
一番は、欲しいものを言い合える関係性
プレゼントを選ぶのって本当に疲れますよね。
相手を驚かせる、というプレゼントの醍醐味を全く無視していいのであれば、そのような関係性が築けている相手であれば、思い切って、何が欲しいのか直接聞いてみるのも手です。
私は毎年、両親の誕生日や父の日・母の日は本人の欲しいものをリクエストしてもらう、リクエスト制にしています。
事前に予算を伝えて、欲しいものを探しておいてもらう。
誕生日までに欲しいものが決まったら、誕生日までに間に合うように注文したり、店舗に買いに行ったりしています。
もう何年も誕生日を祝いあっている仲の良い友人とは、お互いの誕生日月に一緒に買い物に出かけて、欲しいものを見つけたらその場で買い合う、というような素敵な関係が築けています。
たまのサプライズも嬉しいですが、こんな風に気負いせず、家族のように楽にプレゼントを選び合える関係性もすごく心地いいですよ。
最近プレゼントとして選んだもの
一番最近プレゼントとして準備したものは、食べ物の詰め合わせでした。
お相手は、小さな子供がいる家庭を切り盛りするママ。
普段の会話の中で、「わずかにある自分の時間の中で甘いコーヒーを飲むのが癒しだ」と前に話していたのを覚えていて、それなら・・・と思い、バニラとマカダミアの香りが広がるフレーバーコーヒーのドリップパックのセットと、「ひとりで過ごすときの昼食がどうしても適当になってしまう」という会話から、素材にこだわった温めるだけのレトルト食品を贈ることにしました。
名付けて”ひとり時間充実セット”です。
主婦なら誰だって、ひとりで過ごす時の食事は適当になってしまうものです。
そんなとき、少しでも心を軽くできるような、温めるだけでおいしいごはんが食べられるものがあったらいいな、と考えました。安心して食べてもらいたいから、もちろん化学調味料無添加のもの。
フレーバーコーヒーは、お店に行くまで知らなかったのですが、こちらのライオンコーヒーという商品。ハワイでは有名なフレーバーコーヒーのようです。
中でもこの、バニラマカダミアが一番人気だそうで、自分でも試してみたくて1つ購入してみました。(飲むの楽しみ。)
ドリップパックなのでマグカップに装着するだけで他に必要な道具もいらないので気軽に楽しんでもらえるかな、と考えました。
バニラマカダミアの甘い香りで、疲れた心と身体を癒してほしいという願いも込めて。。
ほかに最近ハマっている、まるか食品の イカ天スナック 瀬戸内レモン味 もつけましたw
これ、本当においしくて止まらないのでレモン好きには本当におすすめです。
このイカ天に関しては完全に私の好みのものですが、イライラしたときにガリガリとスナックを食べていると、いくぶんかストレスがなくなっている気がするから入れましたw
あと、単純においしいからおすすめしたくてw
こちらの”ひとり時間充実セット”は、まだ渡せていませんが、友達の反応が楽しみです。
さいごに
プレゼントを贈るとき、送り主の気持ちがこもっていればきっと相手は喜んでくれます。
だけど、そこにプラスアルファ、あなたなりのセンスとエッセンスをちょい足しして、相手をもっと喜ばせることができたら幸せですよね。
自分の力で、相手が喜んでくれた時、私はとてもうれしく、自分を誇らしく感じます。
プレゼントを選んでいるその時間も、相手にとっては大切なギフトです。
そんな風に相手のことを想えるあなたは素晴らしいと思います。
あなたがプレゼントをあげる相手が、どうか、喜んでくれますように。