インナーチャイルドを癒したい話

スポンサーリンク

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

どうも、管理人のみいなです。
私の母は、たぶんちょっとだけ毒親でした。
若くして私を産んだので、私が小さい頃にはまだ少し大人になりきれてないところがあったのかもしれないけど。(誰目線?笑)
毒親でした、って過去形で書いたのには理由があって。
これは私が一人暮らしを始めるきっかけとも関係してくるのですが。
今は母のことはすごく好きだし、長生きしてほしいし、可愛いおばあちゃんになるんだろうな、って思ってるのですが、一緒に暮らしていた当時の私は、母とよく喧嘩をしていました。
内容は覚えていないけど、一方的に怒られることもあったし、理不尽な怒られ方もしていたように思います。
のちに、毒親について書かれている本を読み、内容を自分の中に落とし込んで、母と直接対決したりもしました。

そんな母親とのエピソードの中で、今でもたまに思い出す、子供のころに悪い意味で衝撃を受けた出来事があって。そんなに頻繁に思い出すわけではないのですが、たまたまこの前思い出したから、書いておこうかと思います。

当時、たぶん私は小学校にも通っていないくらい幼かったと記憶しています。
母は朝から夕方までのパートに出ていて、父は1日中仕事に出ていたので、その日は家には大人は居なくて、私と、友達姉妹2人がいました。
小さい頃の記憶なのでところどころ曖昧なのだけれど、母がパートに出かける前の朝早くから、友達姉妹2人と3人でテレビゲームをしていたのは覚えています。
私はファミコンに夢中で、母が出かけるときに「ここに今日支払うお金を置いておくけど、取らないでね」という言葉に振り向きもせず空返事をして。
当時、お金の価値なんてそんなにわかっていなかったし、目の前のテレビゲームに夢中でそれどころではありませんでした。

だけど、夕方になって母が仕事から帰ってきて、事件が発覚して。
母が朝、置いていったはずの”支払いのお金”がなくなっていたんです。

当然のように、私が疑われました。
そりゃそうですよね、母は出かける前に私に声をかけたんですから。

私は夕方になってもテレビゲームに夢中で、これから起こる恐ろしい出来事への心の準備はほとんどできていませんでした。



母が、私に尋ねました。
「○○ちゃん、正直に話しなさい。ここにあったお金を取ったでしょう?」

私「取ってない。」

母「嘘をつきなさんな!」

そのとき、母の掌がわたしの頬に見えないくらいの早いスピードでぶち当たりました。

びっくりするくらい大きな音が響きました。

一瞬、何が起こったかわかりませんでした。

母が、私の頬を平手打ちしたのです。
母はすごく怒っていました。今までに見たことがないくらいに。



前述したとおり、当時は幼すぎてお金の価値なんてわかっていなかったし、私は目の前のテレビゲームに夢中で、”支払いのお金”のありかさえ、確認もしていませんでした。
そんな私がお金をくすねるはずがありません。

力いっぱいぶたれた左頬は、じんじんと痛みを増してきて、目の前で怒り狂う母の前で、何度も心の中で力なく「どうして信じてくれないの」と唱えながら静かに涙を落としました。

信じてもらえないことが悲しくて嗚咽するぐらいになきじゃくっていて、「違う、私じゃない」という言葉も空しくこれ以上涙が出ないというくらいには泣いていたと思います。



幼い私には、”本当のことを話しているのに信じてもらえない”ことへのショックが大きすぎました。




その日の夜、友達姉妹の姉のほうとその母親が訪ねてきて、犯人がわかって。

犯人のその姉も私の目の前で派手に母親に頬をぶたれていたけれど、それは当たり前の報いであり、私が受けたそれとはまた別のものだと思いました。

私はただ、「本当のことを言っているのに親に信じてもらえない事実」に打ちひしがれました。
子供にとって、母親から信じてもらえないことって、とても残酷で悲しい事実で。

子供のころって近くにいる人間や環境が全てだからそこに逃げ場なんてないし、親の存在って絶対です。
その親が信じてくれないんだから、私はひとり、表情さえ失い、絶望しました。

大人になった今、当時のことを思い出しても泣いてしまうくらいだから、あの時の私の衝撃といったら相当なものだったんだろうと思います。


心の中にいる、小さい頃の自分”インナーチャイルド”は、大人になった今でも自分の中に存在していて、いつでも話しかけられるのを待っているんじゃないかな、と思います。


私は、この出来事を思い出した夜は決まって心の中でインナーチャイルドを抱きしめるようにしています。
たぶん、自分でしか昇華できないし、自分だからこそ分かってあげられることがあると思います。

私の場合は一緒に悲しんだり、大丈夫だよ、と声を掛けてあげたりします。
そうしているうちにインナーチャイルドが癒されて、そんなこともあったな、って思えるようになっていきます。

これを繰り返しているうちに、少しずつ私の中のインナーチャイルドは癒されているのではないかと思います。
涙を流すことでも、ストレス解消になるって言いますしね。
あの頃の自分と一緒に泣いてあげることで、辛かったね、もう大丈夫だよ、って伝えられてるような気がします。

もしこれを読んでいるあなたに、大人になった今でも思い出すとつらくなるような子供の頃の思い出があるのなら。

自分の中に眠っている、インナーチャイルドを見つけてあげてください。

そして、その存在を認めてあげてください。


そして、寄り添い、大人になった自分の中で一緒に共存していることを認識して、あの頃の幼かった自分もすべてひっくるめて、一緒に、幸せになる努力をしてください。


あのときの自分もこれまでの自分も、すべてが今につながっているから。

インナーチャイルドが癒されると、奥の奥のほうに閉じ込めていたつらい気持ちが解放されて、心が軽くなりますよ(^^)

最初は難しいかもしれないけど、繰り返し繰り返し語りかけることでだんだんと癒されていきます。

この記事を読んでいるあなたの中にも、悲しんでいるインナーチャイルドは居ますか?
もし居るのなら、今からでも、手を差し伸べてあげてください(^^)

タイトルとURLをコピーしました